競輪も人生も3歩進んで2歩下がる。最終的に勝てばいいのよ
遠くへ
前回から時間が経ってしまいましたが
短編集「きみは誤解している」の
「遠くへ」の感想を書こうと思います。

あくまで個人的な意見ですが
公営博打で本当に凄いと思うのは
点数を絞って突っ込んで買える人達だと思ってます。

全く保険の効かない買い方ですからね。
とことん調べてとことん待って
やっと決断して買える訳ですから
やはり才能がある選ばれた人間しか出来ないのだと思います。

この考えは昔からぼんやりと思っていたのですが
それを確信に変えてくれたのがこの遠くへというお話でした。



ただのOLだった女性が
駄目な競輪打ちの彼氏と付き合った事で競輪を知り
ある人間と運命的な出会いをする事で覚醒し
人生自体を博打に賭ける事を決心するまでの話ですが

この小説にはとにかく耳に痛いというか
自分みたいな平凡な博打打ちには残酷な言葉が
これでもかっていうくらい登場します。

大穴を狙いながら同時に本命を押さえておく、
どっちに転んでもいいという、
その考え方じたいが曖昧でだらしがない。

センスのない人間はたとえ十年競輪場に通っても上達しません。

穴車券を取ったと自慢する人間は
それは単に、自分がいかに運が良かったかを自慢しているだけ。
ギャンブルのセンスもない人間が宝くじに当たって興奮しているだけの話。

どこまで追い詰めるんだって話ですが(笑)
でも否定は出来ませんよね。

ただそこまで言い切るこの女性も
確かに競輪打ちとしては選ばれた魅力的な人間ではありますが

全てが上手くいって幸せかというと
必ずしもそうでは無い所が
この話が深くて面白い部分でもあると思います。

そしてこの女性を覚醒させたいねむり先生ですよ。
勿論本人の写真を見た事はあるのですが
あのドラマを見てからは
読み返した時イメージがどうしても西田敏行になってしまいました。(笑)

自分は主人公に軽蔑される方に分類されるセンスの無い博打打ちですが(笑)
何とか足掻いてこういうやり方もあるのかと
認めて貰えるように努力したいと思います。(爆笑)

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コメント
コメント
佐藤正午の競輪観がかいま見える一篇ですよね。過日玉野雑魚で460円の本線に70枚、別戦10枚×3と主人公の元同棲相手みたいな情けない張り方したので、本日は取手7 13 137 11 19をスイチで勝負してみました。(爆)
2013/11/09(土) 16:36:45 | URL | 博多在住 #- [ 編集 ]
確かにこの話と人間の屑に関しては
佐藤正午の強い主張を感じます。
それにしても相変わらず上手いですね。
本当に羨ましいです。
2013/11/09(土) 17:27:36 | URL | 政春 #- [ 編集 ]
仕事終わって結果見たら「かてぇぇ!」それが全てですよ。仕事前しかもS級だから何千円ずつしか買ってないですし。(汗)

公金の使い込みとかでなければ、基本下手の横好きでも構わないと思いますが、24年後もお互いあーでもないこーでもないと楽しめるようにしたいものですね!
2013/11/10(日) 00:45:25 | URL | 博多在住 #- [ 編集 ]
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